我社は、昭和25年（1950年）に父・岩間誠一（故人）が操業を開始して以来、半世紀を経過し、現在も成長を続けています。操業当初は、当時の東京芝浦電気株式会社（現・株式会社 東芝）三重工場殿の重点協力工場として、東芝特殊モートルの製造を専門として育って参りました。今日に至るまでには、昭和34年(1959年)の伊勢湾台風での多大な被害、昭和39年（1964年）の東京オリンピックを契機とした内需拡大の影響、昭和49年（1974年）の第一次オイルショックの影響、更には昭和55年（1980年代）以降のバブル経済の浮沈、失われた10年(1990年)の煽りなど、正に激動期の昭和時代を経て参りましたが、創業者の熱い信念と強い指導力によって、従業員が一致団結して支えて来た堅実な会社と考えています。

　従業員も、会社の経営方針に呼応し、その旺盛なる技術への研究心、仕事に対する責任感、或いはその相互の連帯感によって我社の企業基盤を確固なものとし、モーター製造会社として社会一般より充分に信頼を得られるまでに至っています。半世紀に亘る技術力の蓄積と柔軟な対応力を駆使し、それぞれのお客様から確実な信頼を得てきた事業から、今更にそのフィールドを拡大しつつあります。総合的な製造技術力を最大限に活用し、製造だけでなく開発の段階から、より新しいモーターの在り方を積極的に模索して行こうとしています。これからの我社の活動に是非ご注目頂きたいと思います。